「子どもが急に熱を出したけど、仕事を休めない。預け先もない」
共働きやひとり親家庭など、子育て中のご家庭からこうした切実な声を多く伺ってきました。
病児保育の利便性向上は、子育て世帯の支援として極めて重要なテーマであるにもかかわらず、制度や運用も時代に取り残されたままでした。
特に、「37.5度以上の発熱があると預けられない」という基準は、もともと新型コロナウイルス感染拡大時の感染予防措置として設けられたものでしたが、感染症法上の分類が見直された後も継続されていました。現状に即していないと考え、基準撤廃を強く提言しました。
私はこうした現状に危機感を抱き、以下の改善点について粘り強く提言を続けてきました。
・事前登録のオンライン化
・利用予約のオンライン化
・「37.5度以上だと預けられない」という旧来のルールの見直し
・北部地域(曳舟エリアなど)への病児保育施設の新設
これらの課題解決に向けて、議会での質疑・提案はもちろんのこと、子育て支援課の職員の皆様とも日頃から丁寧に議論を重ね、実務レベルでの調整を続けてきたことが、今回の具体的な前進につながったと実感しています。
実現・進行中の取り組み
✅ 「37.5度以上は預けられない」ルールが、令和6年6月10日より撤廃
→ 感染症分類が変わった現在の状況に即した、柔軟な対応が可能になります。
✅ 利用登録のオンライン化が、令和6年7月1日からスタート
→ 区役所に行かずとも、スマホやPCで登録できるようになります。
🔜 利用予約のオンライン化も、令和7年度内に導入予定
→ 急な体調不良にも迅速に対応しやすくなります。
🏥 北部地域への病児保育施設の新設計画も進行中
→ 旧向島保健センター跡地の活用を検討しており、順調に進めば令和9年度OPEN見込みです。
これからも、「住み続けられる墨田区」を目指し、子育てと仕事を両立しやすい環境づくりを着実に進めてまいります。