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令和8年度 未来につなぐ予算へ
― 予算特別委員会での議論を通じて ―
区民の税金を、次の世代へどうつなぐか。予算審議の現場から考えました。
■ はじめに
令和7年度予算特別委員会が、約9日間にわたり開催されました。
来年度(令和8年度)の予算案は・・・
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一般会計:約1,560億円
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総額:約2,150億円
墨田区政80年の節目でもあります。
人口増により税収が伸びている今だからこそ、
その財源をどのように使い、
どのように未来へつなげていくのか。
今回の予算は、単なる数字ではなく、
💡墨田区の将来を形づくる重要な意思決定であると感じています。
■ 予算特別委員会とは
予算特別委員会は、皆様からお預かりした税金の使い道を精査する場です。
約9日間にわたり、各分野について議論を重ね、
行政の考えを確認するとともに、必要な提案を行います。
💡限られた財源をどこに使うのか。
その判断こそが、まちの未来を左右します。
■ 稲葉の主な論点
今回の審議で、私は主に以下のテーマについて議論を行いました。
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人口ビジョンと定住施策
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外国人施策
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住宅政策
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子育て
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教育
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地域課題(町会・集会所など)
その中でも、特に重要だと感じた点を共有します。
■ 人口減少時代における定住施策と住宅施策
これからの日本は、人口減少社会に入っていきます。
その中で自治体に求められるのは、
💡「住み続けてもらうこと」
です。
そのためには、単発の施策ではなく、
💡戦略としての定住施策が不可欠です。
定住を支える上で、住宅政策は極めて重要です。
私は以下の形で住戸を循環させたいと考えています。
土地が狭小な本区では循環を促す仕組みを行政が作ることが、重要な住宅施策だと考えています。
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単身世帯→比較的コンパクト
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若年夫婦→比較的コンパクト
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子どものいない夫婦→ライフプランを見据えた広さ
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子育て世帯→ファミリータイプの広さのある住居
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高齢者世帯→比較的コンパクト
それぞれのライフステージに応じて、
住み続けられる住宅環境を整えること。
■議論の結果
💡すみだ良質な集合住宅認定制度に広さ要件を加えることになりました。
💡住宅マスタープラン改定に向けて全世代向けのアンケートを実施することになりました。
■ 外国人学校支援施策への問題提起
現在、墨田区では外国人学校へ通う外国籍の子供に補助を出しています。
その補助の在り方について議論しました。
墨田区には、さまざまな背景を持つ子どもたちがいます。
その中には、「社会的背景を抱える外国籍の子供」「日本語に課題を抱える外国籍の子供」がいます。
そして、それらを理由として外国人学校に通っている生徒がいます。
墨田区はその家庭に対して、毎月補助を出しています。
💡その支援は、公平であり、説明がつく制度になっているか?
これを議論しました。
公費とは、、、
区民の皆様が納めてくださっている大切な税金です。
だからこそ、
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公平性
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目的との整合性
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制度としての持続性
が求められます。
外国籍であっても区立学校に就学できます。
日本語が不自由な生徒には、別途で通級や支援員の配置等支援策が取れています。
区立学校に支援の仕組みがある中で、
独自の教育を受ける選択をした家庭に公費を投入するのであれば、
💡日本人児童との公平性
💡なぜその支出が必要なのか。
💡なぜその形でなければならないのか。
💡区民の税金の使い道として、十分に説明が尽くされているのか。
💡引き続き整理と検証が必要であると考えています。
すべての子どもにとって、公正な教育環境を守ること。
そして、その制度を将来にわたって持続させること。
そのためには、感情ではなく原則に基づいた議論が必要です。
■議論の結果
💡外国人学校への補助制度は40年以上変わっていない制度。制度の内容を精査し、必要があれば見直しを検討することになりました。
■ 現場の声から見える課題
今回の質疑では、現場の声も踏まえ、以下の課題も取り上げました。
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園芸用土回収(回数・利便性)
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集会所のオンライン化・電子錠
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町会掲示板の維持管理の負担軽減
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シルバー人材センターの活用
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子育て世帯のUターン施策
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病児保育の拡充
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学校現場の緊急時の対応
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学用品の共有化
💡 日々の生活に直結するこうした課題の改善が、
「住み続けたいまち」をつくると考えています。
個別の詳しい質疑内容は別途ご報告します。
■ 最後に
私は墨田区で生まれ育ちました。
この街を次の世代にどうつなぐか
その責任を強く感じています。
区民の皆様からお預かりした税金が、
本当に未来につながる形で使われているのか。
その問いを、これからも大切にしていきます。
