稲葉は保守派の考え方だねと多くの方に言われます。
そう言っていただけるのは「誇らしい」ことであります。しかし、一括りに保守と言っても、様々な考え方があると思います。
ここで、私が思う保守の姿勢をお伝えします。
「保守」は、ただ古いものを守ることではありません。
私にとっての保守は、社会や組織の信頼と仕組みを壊さずに、未来へつなぎ直していく姿勢です。
先人が作り上げた守ってきた、地域、制度、文化、慣習、そして人とのつながり。
それぞれが時間と人の手をかけて、時には犠牲と共に築かれてきたものであり、「壊してから考える」のではなく、「活かしながら変えていく」のが、保守の本質だと考えています。
🏛 保守は「組織の作法」でもある
家庭、地域、会社、町会、行政、議会――
どんな組織にも“歴史”があり、そこに関わる人々の誇りや不安があります。
保守的な政治家とは、そうした現場の空気や蓄積を丁寧に扱える人間であるべきです。
制度を変えたいときも、現場や歴史を無視せずに批判ではなく、関係者を尊重しながら対話で進める
「対立」ではなく「接続」に力を尽くす
「守りながら、壊さずに、進化させる」
それが、政治家としての私の保守的な立ち位置です。
🔄 「保守」の対極は“破壊的改革”
最近、「保守」を名乗りながら、
現行制度や常識、人の積み重ねまで全否定してしまうような主張を見かけます。
でも私は思います。
怒りや断絶から始まる改革は、一時的な熱狂を生んでも、社会を壊すことがある。
本当に人々の暮らしを守るには、「壊さずに変える」という覚悟と技術が必要です。
👣 私の保守は、地域に根ざした「実践」
たとえば墨田区での私の活動は、町会や地域の方と協力して伝統文化と若い世代をつなぐこと
保育制度や地域福祉を、現場の声に耳を傾けながら少しずつ改善すること、災害対策やDXも、一気にではなく、既存組織と連携しながら推進すること
こうした「調整力」や「誠実な段階的変化」こそ、私の保守政治家としての信念です。
✒️ 結びに
保守とは、何かを「変えない」ことではありません。
むしろ「変わらなければならない」ときに、社会が壊れないように変えていく責任の取り方だと思っています。
これからも、地域の皆さんの声を受け止め、分断ではなく信頼を土台に、“静かな強さ”で未来へと橋をかける保守政治を、私は実践していきます。